書評レビュー:『法思想史 第2版 - 有斐閣Sシリーズ』古代から現代まで概説

学生や一般向けに、古代から現代までの法思想史を概説

最終更新日:2018年3月15日

学生・一般向けの法思想史入門書です。
初版が1988年とだいぶ古いですが、現在(2016年)でも充分に価値があります。

田中成明、竹下賢、深田三徳、亀本洋、平野仁彦『法思想史 第2版 - 有斐閣Sシリーズ』(有斐閣、1997年)

私の評価 ★★★★☆
ページ数 286頁
著者・編者 田中成明
竹下賢
深田三徳
亀本洋
平野仁彦
出版社 有斐閣
出版年 1997年
出版社ページ 有斐閣『法思想史 第2版』詳細ページ
目次 古代から中世へ
 ギリシアの法思想  功利主義
 ドイツ観念論の法思想ほか
近代法思想の展開
 分析法学から歴史法学
 ドイツ近代法律学の展開
近代から現代へ
 社会主義の法思想
 大陸の法学革新運動ほか
20世紀法思想の試練
 ケルゼンの法思想
 ドイツ法思想の変遷
現代法思想の展開
 現代ドイツの法律学方法論と法理論
 現代英米の法理学の展開
 現代正義論とその展開
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価格 1,944円

著者陣は、法思想史界のそうそうたるメンバーが揃っていますが、書かれたのがおよそ30年前であることを考えると、まだ若手か中堅であったころに執筆された本です。
古代ギリシアのプラトンやアリストテレスから、現代正義論までを300ページ弱に収めています。
限られた紙数でよくまとめてあると驚く反面、それぞれさわりの部分に触れているだけとなっています。
論題によっては著者の意見等もあらわれており、軽くすませるところと言及するべきところのバランスが優れていると思います。
もちろん全体的に浅いので、これだけで事足りことはありません。
法思想史の概観として、入門用に。
または、ある程度勉強した後、復習用に利用するのが適しているでしょう。

古代から現代までの法思想を概観するには最適な書です。

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